BLS(一次救命処置)講習会
BLS講習会を開催しました!
当院では、知識や技術の向上のためにさまざまな研修会に参加しています。
先日5月20日(日)に、American Heart Association(アメリカ心臓協会)が提供しているBLS講習会を当院で開催しました。
BLSとは?
BLSとは、Basic Life Support(一次救命処置)の略称で、急に倒れたり、窒息を起こした人に対して、その場に居合わせた人が、救急隊や医師に引継ぐまでの間に行う、心肺停止または呼吸停止に対する一次救命処置のことです。
このBLSを学ぶことで、病院内で患者さんが急変した際に、医師が駆け付けるまでに適切な処置ができ、患者さんの命を救うことも可能となります。
今回の研修会では、BLSヘルスケアプロバイダー※の資格取得をめざして、当院の看護師、理学療法士、作業療法士、検査技師、管理栄養士など20名が参加し、心肺蘇生や救急心血管治療のために必要な技術・知識を学びました。
※BLSの習得を目的とした教育プログラムを実践するトレーニングコースのこと。7~8時間で講義、実技試験、筆記試験を行う。医療従事者の他、学校教師、スポーツインストラクターの方も受講可能。
心肺蘇生法の実践!
傷病者が脈や呼吸などの反応を認めないときや窒息時の対応を、成人・小児・乳幼児に分けて学習します。
研修のメインはマネキンを使用しての心肺蘇生法の実践です。
参加者20名に対してインストラクター8名で優しく丁寧に指導して下さったので、リラックスして楽しく学ぶ事が出来ました。
実技・筆記試験!
講習を終えて、実技試験と筆記試験の結果・・・
参加者全員がBLSヘルスケアプロバイダーの資格を取得する事が出来ました。
最後には、全員で記念撮影。
この経験を患者さまにしっかりと活かせるように今後も努力してまいります。
受講後の感想(リハビリスタッフより)
BLS(一次救命処置)は患者様の命を預かる医療職として必要な知識です。5~6年前にBLS講習を受けた経験があり、基本的な知識と技術を身につけたつもりでいましたが、その直後にBLSの方法に変更が加わったことを今回の講習を受けて初めて知りました。
医療は日進月歩で日々勉強が必要と言われますが、当たり前と思っている知識も定期的なアップデートが必要なのだと改めて感じました。私が携わっているのは心臓病のリハビリで、患者さまの急変が起こりうる部門です。
今回の講習は、実技が多く短い時間で緊張感を持って取り組む必要があったので、今後、不測の事態が起きた時に落ち着いて適切な対応をするための手助けになったと思っています。